モテカブ

←エコカブprojectの一覧へ <前のエコカブproject 次のエコカブproject>

エコカブProject



金融業界の異端児が、陰から表へ出て、ヒーローになる時代!?

末吉:

ところで、見山さんは金融出身でap bankには途中から参加されているわけですけど、どんなきっかけがあって、メンバーになったんですか?

見山:

私は、銀行の大企業部門で一部上場企業を担当していたんですね。京都議定書が採択された1997年頃から大手製紙会社を担当してまして、製紙会社の持つ森林資源が、CO2の吸収源になるのではないかと思ったこと。それがきっかけで、排出権取引について勉強を始めたんです。ヨーロッパなどではすでに始まりかけていましたから、日本でもできるんじゃないかと。もしかすると僕は日本ではじめて、銀行マンとして排出権取引について考えたなかのひとりだったんじゃないでしょうかね。研究して証券会社などと話を進めていったのですが「マーケットがないし、海のものとも、山のものともわからないもの。だから値段がつけられない」と証券会社の方に言われて。まっ、時期が早すぎたわけです。

末吉:

なるほど。そうですね。

見山:

それで環境への意識を持つようになったんです。製紙会社のほかに僕が担当した企業はアルミやガラスといった素材産業。いわゆる「エネルギー多消費産業」が多かったのですが、日本は資源の少ない国ですから、競争優位性を持つために、エネルギー効率を高めないといけないという制約があります。それを克服して国際競争力を付けてきたというのを直に見聞きしてきたこと。それと「IR」という言葉が出て、「環境報告書」が「CSR報告書」になって、という流れを見て、環境を競争の源泉にしていくべきではないか。そのお手伝いができたらいいな、と考え始めたんです。
一方で、社会人学生として大学院で欧米の国際競争の戦略について勉強したのですが、それによって逆に日本的なものの考え方に立ち返ったというか。環境についてもう一度見つめ直すことになって、卒業後、友人とNPOをつくろうという話になったんですよ。

末吉:

僕もそうだけど、金融業界の異端児ですよね、見山さんも(笑)。

見山:

そうかもしれません(笑)。
なんていうんでしょうか。企業って環境の話でいうと、悪者にされがちですよね。でも僕が見ている限り、企業も行政もマジメに環境問題に取り組んでいるんですよね。でも、うまく話し合いが進まない。それって、共通言語で通訳をする人がいないせいなんじゃないか、と。じゃあ、通訳になるNPOを僕がつくろうと考えたんです。それで、せっかくだから、環境に対して新しい取り組みをしている団体とタッグを組んだらいいんじゃないかとap bankを訪ねたら、小林と初対面で意気投合してしまって(笑)。

末吉:

相当感化されたんでしょう。

見山:

「キミがしたいことは、ap bankでもできるから」と言われて気付いたら、ミイラ取りがミイラになっていた、と(笑)。ap bankは企業と環境問題に取り組む団体との触媒になれる存在。それは銀行員と同じだなって。M&Aなんかで企業と企業をつなぐお手伝いをしていたわけですし。だから銀行員の経験があるからこそできるんじゃないかと、そう思ったんです。

末吉:

見山さんご自身は志があってのことだからいいですが、ご家族の説得はけっこう大変だったのでは?

見山:

ap bankが開催した野外音楽フェスティバル「ap bank fes ’05」に家内を連れて行ったんです。ステージが終わって、打ち上げにも参加して。そこで、小林が真剣に話をしている姿を見て「本気なんだね」って。逆に後押ししてくれましたね。キモが座っているというか。

末吉:

意外と女性のほうが強いもんなんだよね。でも、ホント金融業界の異端児ですよ、見山さんは。だけどね、僕はその異端児がこれからの社会を引っ張っていくと思います。以前、この対談にも出ていただいた、秋山をねさん(株式会社インテグレックス代表取締役社長)も踏み切った人のひとりですけど。そういう人が陰のヒーローじゃなくて、真のヒーローになっていく。そう思うな、僕は。

 

 

 

このページのトップへ戻る

(c) Copyright 2009 Three A Corporation Co., Ltd. All right Reserved.

●当ウェブサイトは、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。また、当ウェブサイトを参考にした投資運用結果などについては、企業情報掲載企業各社、および株式会社スリーエー・コーポレーションは一切の責任を負いません。よって、投資に関する意思決定はご自身の判断で行ってください。●当ウェブサイトの各項目は、その正確性・安全性を保証するものではありません。また変更となっている場合もありますので、ご自身で内容を確認してください。●当ウェブサイト掲載内容については万全を期しておりますが、万一、表現の 欠落・誤りがあった場合も一切の責任を負いません。※当ウェブサイトにある記事・写真の無断転載を禁じます。