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今月の特集

1998年(平成10年) 金融ビックバンのスタート!!

この頃、政府は大規模な金融緩和対策を打ち出したんぢゃな。それにより、外国為替法が改正され、銀行が一般向けの外貨預金の取り扱いを認められたり、証券取引法の改正により、インターネット証券会社の新規参入が認められたり……。翌年には売買委託手数料も完全自由化になっておる。これがいわゆる「金融ビッグバン」の始まりぢゃ!

1999年4月(平成11年) 株券売買立会場の閉場

従来、立会場での発注業務などは人間だけで行っていたのぢゃが、コンピュータを導入したことで効率化し、立会場から人の姿がどんどん減少していったんぢゃ。1998年(平成10年)最後の大納会には、昔を懐かしむ人、一生の思い出に立会場に入りたいという人などが大勢つめかけ、それはそれは盛大ぢゃったゾ。もちろん、ワシも参加したのぢゃが、日本の経済を長く見守ってきた立会場だけに、思わず涙が出てしまったゾ。
写真は最後の大納会の様子ぢゃ。ギューギューづめぢゃろう。コンピュータでの取引は効率的にはそりゃ〜いいんぢゃろうが、和服姿での取引から知っておるだけに、ワシとしては、なんとも寂しいのぉ。

同年 新興企業向け市場を開設

起業して間もない企業などを対象にした市場を、10月に名証が「セントレックス」、11月には東証が「マザーズ」を設立。翌年4月には札証が「アンビシャス」を、5月には福証が「Q-Board」を、6月には大証が「ナスダック・ジャパン(現・ヘラクレス)」を設立しておる。ちなみに「マザーズ」は「Market Of The High-growth and EmeRging Stock」の頭文字を取ったものぢゃ。こんなトリビア、知っておったかな?

2000年3月1日(平成12年) 広島と新潟の証券取引所が廃止

広島証券取引所と新潟証券取引所が、残念ながら廃止になり、廃止時に上場していた企業は、東証が引き継いだんぢゃ。また、翌年3月には、京都証券取引所も廃止になり、こちらは大証が引き継いでおるのぉ。

同年5月9日 「東証ARROWS」がオープン!

皆の衆がテレビでよく見るのも、ここぢゃないかのぉ。閉場した株券売買立会場の跡地につくられたもので、投資家に必要な情報をリアルタイムで提供したり、上場企業の情報開示などをサポートする情報交換の場ぢゃ。1日平均230人、年間4万人が見学に訪れるスペースなんぢゃゾ! また、これまで証券会社を会員とする法人だった東証だったが、翌年には株式会社化。持株会社制度への移行も発表しておるのぉ。
日々の取引を常時20 〜 30人のスタッフがリアルタムで売買監理をする「マーケットセンター」。
事前予約すれば、株式取引をバーチャル体験できる「マーケット・エクスペリエンス・コーナー」。
上場企業の開示資料などが閲覧できる「インフォメーション・テラス」。
そして、東証が収集してきた貴重な日本の市場の歴史が展示されている「証券史料ホール」など。
一見の価値ありぢゃゾ!

2007年(平成19年) 投資ブームを受け、システム強化

2005年(平成17年)頃から、インターネットでの取引を中心とした、新たな株式投資ブームがやってきたのぉ。その一方で、企業不祥事などの由々しき問題も起きておる。そのふたつを象徴したのが、2006年(平成18年)1月に起きた「ライブドア・ショック」ぢゃ。売り注文が殺到し、注文や約定の件数がシステム処理能力の限界に達したことで、東証はシステムを全面停止したのぉ。システム能力が原因での自主的な停止は、東証では初ぢゃ。そういった状況を受けて、次世代システムの完成を急ぎ、障害時のバックアップ強化をしたシステムの導入を目指しておるのぢゃ。ネット時代が本格化したいま、従来の取引所とはまた異なったソフトとハードの両面の変革が求められているということぢゃな。今後の日本の証券取引所はどう進んでいくのだろうかのぉ。ワシもますます注目していくつもりぢゃ!

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